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蜂インザヘッド 

ものすごく考えているか、まったく考えていない

山歩き

なんとなくしゅ~んとしていて、あんまりTwitterする気になれないし、読みたいものはしこたま溜まっているし、BFCのオープンマイクも間に合いそうになく、日記を書くのが気分に合っている感じ。でも元気です。 今日は近所の山を散歩した。暑くもなく寒くもな…

馬を並べて

起きたら八時半でびっくりする。九時間も寝てしまった。気温が下がってからずっと調子が悪くて、日中は焦燥感に包まれながら寝床からなかなか起き上がれないみたいな日が続いていて、六・七時間の睡眠を取っても二度寝や昼寝をしてしまう。これを放置すると…

蓮池

昨日いい感じにブログが書けたし日記を書くのいいなと思った。飽き性なので心に残ることがあった日だけ。今日は諸事情で山の近くの畑へ行った。諸事情でしばらく蓮池のそばにたたずむ時間が発生した。 枯れかけた蓮池はかっこいい。月並みな喩えだけど、さん…

アレチウリの野郎

昨年からなんかおるなと思ってはいた。見慣れない蔓植物が中庭の一角で放置自転車にぐるぐる抱きつき、勝手にあがらせてもろてます、みたいな顔で茂っていた。葉っぱはとても大きく掌状。少しばかり植物に関心を寄せている人ならなんとなく「ウリ科だな」と…

ルシア・ベルリン「さあ土曜日だ」を読む

大学の講義でしゃべってきました 2週間ほど前になるが東海大学文芸創作学科の講義「文学精読」にゲストスピーカーとして参加した。取り上げた作品はルシア・ベルリンの「さあ土曜日だ」(岸本佐知子 訳『掃除婦のための手引き書』所収 / 講談社)。小説家の…

米屋のパン/シールの謎/蚤の市

府立図書館へ本を借りに行った。あたたかい日が増えてきて自転車で走るのが楽しい。途中の米屋でお昼ごはんにするパンを買った。米屋でパンを買う、というとおかしな話に聞こえるけれど嘘ではない。老舗らしいその米穀店はお昼になるとパンを売る。使い古さ…

寒波襲来/迷子の小鳥

昨日の朝目が覚めると息が白かった。灯油ストーブをつけても室温計はいっこうに七度を超さない。部屋の中なのにセーターの上にユニクロのウルトラライトダウンを着てさらにウインドブレーカーを羽織り、貼るカイロを体のあちこちに仕込んだ。 記録的な寒波が…

子どもの頃に書いた小説

先日寒さで動けず寝床でうめきながらTwitterをしていたら、あるツイートから記憶の蓋が開いて子どもの頃に書いた小説のことを思い出した。他人が読んでおもしろいもんではないと思うけどここにメモしておくことにする。 きっかけはこのツイートだ。NHKラジオ…

『霧の街のクロノトープ』を観に行った

昨日は自転車に乗って『霧の街のクロノトープ』を観に行った。東九条の北河原住宅跡地で展示される野外のインスタレーションだ。中谷芙二子×高谷史郎の作品。くわしい背景をよく知らずにふらっと出かけた。 いい天気だった。冷気が指先を刺してくるけれど、…

点取日記 41 土葬にしてくれ

朝起きてはじめにやったことは、昨日焼いた生姜とレモンのパウンドケーキの仕上げ。粉糖にコーンスターチとレモン汁を入れて混ぜ、白いとろりとした液体を作ってパウンドケーキにかける。ちょっとレモン汁が多すぎたらしく、思い描いたようなケーキの縁から…

点取日記 40 朗読会

先日の2月15日土曜日、本町のtoi booksで行われた「第4回北野勇作朗読会」に呼んでもらった。人前で朗読をするのは、ここ数年に限って言えば、昨年12月の「犬街朗読会」以来2回目だ。 朝起きて少し仕事をしてから、今日朗読するテキストの折本データを8P折本…

点取日記 39 浅知恵(ほのおタイプ)

週の前半から体調を崩してしまい、うっすら風邪をひいている。なんだかへんな喉風邪で、病みががりによく感ずる、血の臭いのする息が喉からあがってきて、木曜日にとうとう熱が出た。 そのせいで今週はあまり本を読んだり、ラジオを聴いたりもできなかった(…

点取日記 38 ドズボラの正月

あけましておめでとうございました。 ひさびさにログインしたら最後に更新したのが昨年9月21日。そんなにほっぽってたのかと驚いた。 去年は9月末にブンゲイファイトクラブへの繰り上げ出場が決まり、11月後半まで1作品たった6枚とはいえ必死で読んだり書い…

点取日記 37 レイシストおじいちゃんも昔は子どもだったってホントかな

さっさと忘れたい不快な出来事が先日あったんだけど、本当に忘れてしまうのもどうなんだと思い直して自分の心の動きを書き留めておくことにした。 このあいだ仕事で地方の幼稚園を訪れた日のことだ。 幼稚園は駅から遠いのでタクシーを使ってよいことになっ…

点取日記 36 おれたちゃ都会のスカベンジャー

最近週に一度図書館に通っている。自転車に乗って涼しい図書館に行き、節操なく本を選ぶのは大きな楽しみであるけれども、この習慣にはもうひとつ中くらいの楽しみがくっついている。少し遠回りして近くの輸入食品店をのぞくことだ。 そのお店はそこそこ大き…

点取日記 35 虫の運命

この半月ほど脳の調子がおかしくなって寝たり起きたりしていた。家にひとりでいると不安や悲しみや無力感が発作的に襲ってくる。それは間欠泉に似ていて、心を覆っている岩と岩とのすき間から数十分間隔で感情が蒸気や熱湯となって凄まじい勢いで噴出し、子…

グミの聖地はボンにある

グミが好きか グミが好きか?これはあなたへの質問ではない、私の魂に問うている。グミを愛しているか?答えはイエスだ。いつからか覚えていないほど昔から、私はグミが好きだ。 赤橙黄緑青紫の鮮やかな粒。ゼラチンを原材料とすることで獲得した、動植物で…

点取日記 34 春と鼻

自分ではわりと鼻がいい方だと思っている。 匂いだけでゼミ内カップルの成立を言いあてたとか、森の隠れ家的パン屋にたどり着けたとか、おもしろエピソードを持っているわけではないので思い込みかもしれないが、そこそこ自分の鼻を信用している。 他人との…

点取日記 33 ぺらぺらさん

芸大の卒業制作展に行った。大学図書館を利用するために訪れる機会は時々あったが、作品でいっぱいになった学内はいつもと違って見えた。制作物はひとつひとつ手が凝んでいて、制作に至った経緯を読めばへーっと思うし、作品をぼーっと眺めるのは楽しい。材…

点取日記 32 家族の古地図

東 直子・穂村弘 著『しびれる短歌』(ちくまプリマー新書)を読み終わった。 www.amazon.co.jp 恋、食べ物、家族、動物、時間、お金、固有名詞、トリッキーな短歌などのテーマ別にたくさんの引用歌を挙げながら2人の歌人が対談していく構成になっている。 …

点取日記 31 お元気ですか

大学時代にアルバイトをしていた地元の書店チェーンが自己破産したと、今週のニュースで知った。 Twitterで検索すると貼り紙のされたシャッターの写真がいくつも出てきた。 たいてい、大阪弁の嘆きが添えられている。 つぶれちゃったかあ、と少しさみしく、…

点取日記 30 三十

昨日は休みだったので、出たばかりの電気グルーヴのアルバム『30』を聞くことにした。 発売日に行った店は売り切れで手に入らなかったが、幸いSpotifyで聞けるというのでそれをかけっぱなしにした。 『30』は新曲ではなくて、これまでの30年から楽曲を選び、…

ファミマからエロ雑誌消えてた

ビジネス街のど真ん中にある今の職場に通い始めて一年と半年ほど経つ。内勤労働者で溢れかえっているこの街は通えば通うほど不自然で、不思議とちっとも愛着が湧かない。 便利なことはけっこうある。たとえば駅から近いこと。道がきれいに舗装されていて歩き…

点取日記 29 猪の解体

昨夜、訳あって猪の解体に参加した。狩猟をやっている海底クラブ氏(id:kaiteiclub) が年明け早々に獲ったものだ。その猪はまだ若いオスでとにかくデカかった。私よりも大きく、私の周りにいる大抵の男性よりも大きい。一部始終はそのうち海底クラブ氏がレポ…

点取日記 28 カシミヤの手袋

謹賀新年。年末から実家に帰って以降祖父母の家を訪問した以外はだらだらと過ごしている。ここ数年、風邪やインフルエンザで年末年始の休みをふいにする年が続いていたが、今年は健康そのものだ。 健康体は暇である。猫と遊んだり、昼寝をしたり、昔の絵本を…

点取日記 27 折れた方の枝

昨日は台風21号でなかなか大変だった。 長いこと大阪に住んでいた。大阪はあまり台風の来ない土地で、たいてい進路から逸れる。よその街がえらいことになっているのにこちらはむしろうっすら晴れている、という事態はざらで、子どもの頃はよく学校が臨時休校…

点取日記 26 逆さまに流れる滝

※この日記では映画『カメラを止めるな!』のネタバレをしています。 先日、職場で仲良くなった人と『カメラを止めるな!』を観た。 その人とは飲み会の席で2度隣になっただけな上に、ひと月ほど前に転職して職場を去っていったのだけれど、異様に馬があった…

さくらももこの発明(私たちはままならない)

漫画家のさくらももこが亡くなった。まだ53歳だったという、その若さにも驚いたし、その若さで亡くなってしまった事実が悲しい。 物心ついた頃から『ちびまる子ちゃん』のアニメは当たり前にそこにあった。 第1期の放映開始は1990年。私は当時2歳で、まる子…

点取日記 25 風呂と水風呂

少し間が空いた。ダラダラ過ごすお盆休みを満喫していたら、休み明けの山積した仕事に巻き込まれ、さながらアツアツのお風呂から急に水風呂へざんぶと放り込まれたごとくしばらく心臓が止まっていたのだ。 仕事はまだ片付いていないけれど、考えても気が滅入…

点取日記 24 お菓子の発生源

引っ越す前に「実家から引っ越したら、太りやすなるから気いつけや」と職場のある人に言われた。 インスタント麺やスナック菓子を思う様食べても見張る人がいないので、体重管理が難しいという意味だ。 しかし時々行く銭湯で測っているが今のところそういう…