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蜂インザヘッド 

ものすごく考えているか、まったく考えていない

ハエトリグモ

ここ数日椅子に身体を縛り付けてキーボードを叩き続けていて(しかも楽しくない方のやつ)、日記に書くことがないのでハエトリグモの話をします。

 

うちはハエトリグモが多い。引っ越しして最初の年はバルサンを焚いたためか姿を見なかったけれど、去年あたりから数が増えて今では大小合わせて数匹が生息している。種類は去年はアンダソンとチャスジが半々だったが今年はチャスジ優勢。うちのハエトリグモは明らかに大きい。ような気がする。まあハエトリグモを見かけるのってなぜか大体自分の家かマクドのカウンター席だけど、大きい個体はいつ見かけても「思ってたより大きいな」と感じる。大きいやつを目撃する時はたいてい部屋の右奥の壁にいて、じっとしたり忍び足で歩いたり、小さな本棚の上を跳ねたり、稀にノートパソコンに登ってきたりしている。そう、仕事中パソコンに向かっていると壁が目に入るので、余計気になるのだ。でかいハエトリグモの存在が。

今ちょっとだけ忙しいのでエンドレスに匿名ラジオを聴いて疲れを麻痺させながら仕事をしているんだけど、ついでに「どうしてうちのハエトリグモはこんなにでかいのだろう」と考えたりもする。第一にコバエが多い、すなわち餌が豊富ということがあるだろう。最近かなりましになったが夏場はゴミ箱に捨てた果物の皮にコバエを寄せてしまったことが時々あった。今日もコバエにスサササと駆け寄って狩りをする瞬間を見たばかりだ。第二に天敵がいない。これは人家の中だからだし、私がハエトリグモに一方的な愛着を持っていていじめたり追い出したりしないから。第三に、部屋の壁が白いから。これは実はとても大事だと思う。だから最後にとっておいた。壁が白いと小さな虫がやってきて止まったときすごく目立つ。野外ではありえない、不自然な状況だろう。その分ハエトリグモ同士がお互いを見つけることも多いらしく、でかハエトリが向かってくるのを察したちびハエトリがひえーという感じで退散するのもよく見かける。でかハエトリがどういうつもりで近寄っているのかはわからない。鉛筆の先からこぼれた黒鉛のカスみたいにちっちゃなハエトリもいるから、どこかで繁殖はしてるのだろうが、単に食べるつもりかもしれない。私はこういうことを延々考えたり書いたりするの楽しいんだけどこれを読んでる人は楽しいのかな。

 

今日は蕪の葉で菜飯をつくりました。あとピクミンの歩くゲームアプリを落としてみました。休憩時間に松田青子『女が死ぬ』を読んでいます。おもしろいです。今週仕事がヤバピンチで、やばいけど、新しいことが始まるイニシエーション(死の儀式)だと思ってがんばります。