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蜂インザヘッド 

ものすごく考えているか、まったく考えていない

転ぶ人を見た

夕飯を食べながら『孤狼の血』を見始めたら豚小屋で青年がヤクザにボコられて豚の糞を無理やり口に詰められるシーンから始まって、画面に豚の肛門から糞がムリムリ出てくる映像が大写しになったので最悪すぎて笑ってしまった。ご飯どきに見たくない映画の冒頭No.1すぎる。

 

今日は仕事で出かけていた。そのまま帰ってもよかったのだけれど、ピクミンの歩くやつ効果はすさまじく、ひと駅前で降りて散歩しながら本屋に寄ることにした。『MONKEY』だけ買おうと思っていたのにあれよあれよと『批評の教室』『中国・アメリカ 謎SF』を手にとってしまい、やべえ……と思って後ずさってレジに向かった。図書館で三冊も予約しているのに。

今読んでいるのはラフィク・シャミ『空飛ぶ木』。シャミはシリア出身、ドイツ在住で、大人のための寓話を得意とする作家ということだ。この本には「昔むかし……」から始まる話が十四本入っている。面白いです。

 

九月にスマホTwitterアプリを消してから二ヶ月以上経つが、最近ようやく外出中にTwitterを気にする頻度が減ってきた。とか言いつつ、BFC関連の検索やエゴサは外でも時々やってしまう。みんなが言及している話題を追うのが難しく、通知がどんどん流れていくので誰が反応をくれているのかあんまりわからない。

 

あ、そうそう、「転ぶ人を見た」というタイトルにしたのに転ぶ人を見た話を忘れるところだった。帰り道に盛大に転ぶ人を見たのだ。これ以上ないほどごろごろと見事に。道路の向こうにセブンイレブンがあって、その店は私も入ったことがあるけれど扉を出てすぐのところに階段が二段あって、そこを越えれば大丈夫と思いきや地面がすごくゆるやかに下り坂になっていて、たしかに足元が騙されるというか、へんな感じになるのだ。そこでおじいさんが転んでいた。転んだ勢いが強すぎて一回転半くらいしていた。白髪頭で、ネイビーブルーの背広の上下を着たおじいさんだった。おじいさんは立ち上がったあと地面から何か拾い上げ、ふつうに歩いて去っていった。日記に書くほどのことではないし現に書き忘れそうになったのだけど、その風景の手前を笑い合う高校生たちが数人と一台のトラックが通り過ぎていって、今の現象は私以外誰も見ていなかったのではないかという気持ちが強く湧いてきたから、書くことにした。

 

このあと二十一時から「犬と街灯とラジオ」のツイキャス