魔法のような午前中
朝起きてから昼ごろまで異様に頭の調子が良かった。思考がすっきりと冴えている。雑念が湧かない。すべきこと、すべき順番が即座にわかる。複数のトピックを同時に考えても混乱しない。何かするついでに床に転がったままの物をちょいと拾って戻す、なんていうことができる。朝から長らく薄汚れていた流しを磨いて洗濯物を畳み洗濯をした。なんだこれは。なんなんだこれは。
普段の私、特に冬の私はゲーム下手な人がやるゲームによく似ている。やるべき行動があって、それをしようと操作コマンドを打ち込むのだが、実際にはぜんぜん別の動作が出力されるのだ。モンハンでリオレウスがブレスチャージしてるのに肉を焼き始めてしまう感じがずーっと続いて、気がついたら日が暮れてへとへとになっている。今日はなぜだかそれがない。やろうと思う→実行する、以上だ。というか、そういう状態を脱して思うけど普段の私ちょっと異常ではないだろうか。なんか、冬季鬱とか、病院とか行った方がいいのか? でも毎年春になると小マシになるから行かないままになる。
急に頭がすっきりした理由を考えてみる。春が来て陽の光が強くなって暖かくなったから、これはひとつありそう。他にありそうなのは、食べ物? 昨日食べた物……牡蠣鍋。……亜鉛? なんかわからんけど牡蠣かもしれない。牡蠣すごい。サプリ飲んでみようかな。これ以上種類を増やすのは抵抗があるけど。
しかし調子が良かったのは買い出しに行ったところまでで、帰宅してパスタを山盛り食べたら眠くなって結局あまり仕事が捗らなかった。それでも油断すると虚無の淵に沈んでしまうような感覚はいつもよりだいぶマシだ。今日は風が強かった。