/* 本文の位置 */ #main { float: left; } /* サイドバーの位置 */ #box2 { float: right; }

蜂インザヘッド 

ものすごく考えているか、まったく考えていない

ウンチング・ハイ

ここ数日生活が荒れている。八時半くらいに起きて、食欲がぜんぜんないので朝ご飯を抜き、昼を過ぎたらお腹がすくかすかなくてもさすがに、と思って多めに食べ、多めに食べたせいで眠くなって昼寝し、起きたら外が暗くなりはじめていて焦り、夜に取り返そうと思うがとりあえず晩ご飯にして、次気づいたら〇時を回っていて、遅れを取り戻そうと仕事をして深夜に寝る。みたいな生活パターンになっている。

 

理由のひとつは昨日更新した記事を数日かけて書いていたことで、私は普段あまりものを考えないのだが、これはけっこう考えて書いた。考えながら書いてると書いている間に考えることが増えてそれを書いている間にまた考えることが増えてみたいなことになってくる。どんどん自己増殖して止まらなくなる。うまく書けた試しがないけど長編小説を書くってこういう感じなのかもしれない。そしてその間じゅう脳みそがカッカと興奮していて、一度夜中の三時くらいまで粘っていたら本当にほっぺたが赤くなり身体がぽかぽかしてきたので驚いた。前も書いた気がするけどこうなると私は副交感神経がバグるらしく、眠気をあまり感じない。食欲は、もうまったく感じない。次の日の午後四時くらいにやっとお腹が空いてくる。と言っても客観的に良くないことは理解できるので、ある程度のラインで寝たり何かつまんだりはするのだけど。書いていない時でも「あーでもない、こーでもない」「あのくだりはああ書いたけどどこか嘘がある」とかこねくりまわしていて、仕事は捗らない。そうしていると身体はもちろん休息できないので、どこかでぐったり寝込むとか、なんかわからんが時間が経っている、みたいになり、生活が終わってくる。ここまで理解できているのになぜ改善できんのやろう。アホなのかしら。

要は集中のスイッチの切り替えが下手くそという話で、スイッチ入れるのに一トンくらい力をかけないといけないのに入ったら入ったで切り方がわからない。書くものにしても、自分であれを書こうとコントロールできた試しがなく、何かに取り憑かれた時にやるべきことをほっぽりだして書いている。もっと午前中に何時間か書いて、時間が来たらぱたっとやめる。みたいな書き方ができるようになりたい。これは、来年の課題にしよう。

 

書き終えて公開したら治まるかと思いきや、人の反応を逐一追ったり書きそこねたこと新しく思いついたことをTwitterに書き込んだりし、読み返してよしよし自分の考えがよく書けていると悦に入ったり、「あの部分は傲慢だったのでは」「言葉が足りなかったのでは」などと青ざめているので、結局あまり捗らなかった。何かに似ているなと思ったら、猫のウンチング・ハイにそっくりだ。

 

ウンチング・ハイは猫飼いの間では広く知られている用語で(多分)、猫が排便の後にやたらテンションがおかしくなって家の中をシャカシャカと走り回ったりする現象を言う。うんこだったら生理現象なのだから、コントロールが難しいのも納得だ。