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蜂インザヘッド 

ものすごく考えているか、まったく考えていない

葉書の山

十七時くらいにものすごくお腹が空いてきて、「すくすく健康! ええことですね」などと思っていたら、お昼ごはんを食べ忘れていただけだった。面倒くさい請求書づくりをいつもより早めにできて、「素晴らしい! あとは明日投函するだけ」などと思っていたら、タクシーの領収書を封入し忘れていた。全体にそんな日だった。

 

ヤマザキがやっている秋のわくわくプレゼントに応募するための葉書を作った。4点集めて葉書で送ると、お菓子を満載した紙箱のトラックが抽選でもらえるのだ。宛先がヤマザキの会社ではなく、渋谷郵便局留めとなっていて、こういうキャンペーンって一体どれくらいの葉書が集まるんだろう。それが集められた場所ってどんな感じなんだろう、と想像した。トラックは35000人に当たるらしいから、それを余裕で上回る数が来るんだろうな。1人何口でも応募できるので、たとえば毎朝ヤマザキのパン2つ食べます、みたいな人は30口40口とか応募する可能性もあるわけで(葉書代がすごいことになるけど)、10万口とか来るのかな。しらんけど。データならまだしも物理的に10万枚とか集まった葉書の山から抽選するとかなんかもうわけわからんよね。一応日記ではなるべく漢数字を使っているのだけど、この段落だけ数字が軽くなって英数字になってしまった。

 

松田青子『女が死ぬ』を読み終わった。こういう短い話がいっぱい入ってる本大好き。中学生の時に新潮文庫星新一を、値段を話数で割って安い順に買っていった過去があり、その貧乏性と集中力のなさは大人になってもまったく変わっていない。あと森絵都の『ショート・トリップ』が大好きで擦り切れるくらい何度も読んでいた。『女が死ぬ』は入ってる話が全部面白いし、なんというのか現実からの離れ方に『ショート・トリップ』と通ずるものを勝手に感じて楽しく読んだ。最後の著者ひとこと解説まで最高。

 

町田康『ギケイキ』1・2を読み終わった。めちゃ面白くて笑えて、電車とかで笑いながら読んでいた。1巻は2016年、2巻は2018年に出ているので、そろそろ3巻が出そうな気がする。早く続きが読みたい。河出の特設ページにいったら書評を『平家物語』の訳者である古川日出男が書いていて、『平家物語』のあとに『ギケイキ』を手に取ったのは大正解だったなあと悦に入った。まあどちらも河出の日本文学全集で古典を訳しているので完全に地続きのプロジェクトだけれども。

次は何を読もうかな。順当に行くと古川日出男平家物語 犬王の巻』なんだけど、先日買った『ネットワーク・エフェクト』を挟もうか、まだ迷っている。