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蜂インザヘッド 

ものすごく考えているか、まったく考えていない

夢日記:悪夢二本立て

 
ミドリガメのスープ
野っぱらにある屋台のような店に行ったらミドリガメのスープを出される。温かい半透明の汁に満たされた白いプラスチックの椀に1円玉ほどの大きさのミドリガメがたくさん入っている。味付けはほとんどなく、出汁を味わうスープのようだ。カメたちはギュッと目をつぶり手足を縮こませて沈んでいる。甲羅の色は鮮やかな緑だ。味の薄い貝汁のような味がする。椀の中をよく見ると生きているのが数匹いて、スープの中をぱちゃぱちゃ泳いでいる。煮られたはずなのに変だなと思いながらつまみ出して水の入ったバケツに放り込む。7、8匹が集まる。せっかくだからどれか持って帰って飼おう、最近のペットのカメが1匹死んでしまったしと思い、どれを選ぶか考える。一番生きのいいのを選ばないと今は元気でも湯で弱っているかもしれない。あるカメにアタリをつけるが、素早く泳ぎ回るので他のカメとすぐに混ざってしまい、いつまで経っても目当てのカメを捕まえることができない。
 
知らない友達と一緒にアカデミー賞をもらったので、ホテルでお祝いをする。古びた洋館風のホテルの一室に入ると、部屋中食べかけの皿や開けっ放しのワインボトルなどでめちゃくちゃになっている。そう言えば去年もアカデミー賞をもらってこのホテルのこの部屋でどんちゃん騒ぎをやったのだった。その日からまる一年この部屋は放置されていたことになる。ウエッと思う。汚れた皿は干からびた麺や山盛りのカビなど、目を覆いたくなるような惨状。友達がホテルの人にかけあって、別の部屋を使わせてもらえることになる。移動して友達がお祝いの用意をしている間、私は体の汚れが気になったのでその部屋のシャワー室に行く。すると知らない男が部屋に帰ってきて、ここは自分の部屋だ、出ていけと怒鳴る。友達が訳を話そうとするが男は興奮してリボルバーを取り出す。友達はてんでばらばらに部屋の外へ逃げていくが服を脱ぎかけていた私だけ逃げ遅れる。追い詰められて半裸のままなんとか廊下に出て、二階の吹き抜けからロビーへと飛び降りるが、男の発砲したリボルバーの弾が首の左側に命中する。私は床に倒れ込む。古い銃だったせいか弾が貫通せずに首の右側の肉の中で止まっている。そのおかげで出血も大したことはないが、弾がずれたり無理に取ったりすれば大出血はまぬがれない。急いで静かに病院に向かわなければ。ホテルの人に車を出してもらう。首に弾の感触がはっきりあって気持ち悪い。ものすごく厄介な痰が喉に絡まっている感じだ。あと血が喉をつたって落ちていくのも気持ち悪い。病院で手当を受け、ひとまず命は助かったところに知らせが入る。あのホテルにいたアカデミー賞受賞者のひとりで、まだ若い女優が撃たれて亡くなったそうだ。同じように撃たれた私は偶然助かったのにこの差。首の怪我はあるものの、彼女の弔いに向かうことを決める。ホテルの人も車で戻ると言うのでまた乗せてもらう。ホテルに向かう道は大渋滞で、まわりは女優の男性ファンばかりだ。怒号、垂れ幕、プラカード、クラクション、乱闘、みんなずいぶん楽しそうに若い女優の死を悲しんでいる。車はちっとも進まない。