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蜂インザヘッド 

ものすごく考えているか、まったく考えていない

猟友会への入会と牡丹鍋

狩猟

猟友会の人に挨拶してきた

土曜日、初めて地元の猟友会の人に会ってきた。入会手続きのためだ。郵送でも済む手続きだったけれど、一度じかに会っておきたかったので時間を作っていただいた。
今年の狩猟解禁日に向けて、これまでにやってきたことは次の記事で書いた。
 
入会のための書類を郵送してもらったあと、支部長さんに電話して、土曜日に伺ってもいいでしょうか、と訊いた。
 
「土曜は山に行ってるから、帰る時間がはっきりしないけど、いいよ」
 
とのことだったので、ひとまず約束をした。
当日の昼、家から電話してみるとまだ山にいるとの返事。戻る時間を知らせてもらい、出発した。
地元の猟友会は隣駅から歩いて15分くらいのところにあった。こんな近くに猟友会があったとは驚きだった。
 

解体中のイノシシの洗礼

少し道に迷いそうになったが、細い道を辿って猟友会に着いた。というよりも、地図に沿ってふらふら歩いていたら軒先でイノシシが二人がかりで解体されていたので、そこが猟友会だと分かった。イノシシはすっかり皮と内臓を取られ、きれいな肉の塊になっていた。体の大小に限らず、食べる目的で生物を解体していると途中で意識が転換する。初めは「生き物だな。」と思っていても、途中で「食べ物だな。おいしそう。」というふうに。私が猟友会に着いたとき、イノシシはちょうどグラデーションの真ん中くらいにあった。「生き物だな。おいしそうだな。」と思った。
 
「びっくりしたでしょう」と言われたので、素直に「はい」と答えた。
 

猟友会の人はやさしかった

支部長さんが作業の手を止めて入会手続きをしてくれた。銃猟と網猟をしたいこと、銃の手続きがまだなので今年は網猟だけをしたいことなどを話すと、うんうんと聞いてくださって「何を捕りたいの?」と尋ねた。「始めは、まあスズメとか、ゆくゆくはカモも」と答えると、支部長さんは「最近はスズメも少なくなってきてるから、スズメなら簡単に捕まるということもないよ」と言ってから、この地域の狩猟についていろいろ教えてくれた。
住宅街と思われがちなこの地域にも、たくさん野生動物がいること。とくにアライグマの農業被害がひどいこと。イノシシの被害もひどいこと。わなを仕掛けても、まず付近のアライグマを捕り尽くしてからでないとイノシシがかからないこと。イノシシは味噌だれで食べるのがおいしいこと。自分は昔猟犬を育てて鳥猟をやっていたが、今はもっぱら有害駆除員として活動していること。狩猟をを始めて50年になること。若い世代の猟師は増えているものの、全体としては衰退の一途であること。などなど。
去年捕ったという獲物の写真を見せてくれて、私はそれを見て「生き物だな。」と思った。
 

イノシシの肉をもらった

イノシシの肉持って帰る?と言われたので、郵送で済むところを押しかけて肉までもらって図々しいようにも思ったけど、ありがたく頂戴した。3つあるという冷蔵庫には冷凍肉がたくさん詰まっていた。
 
翌日、さっそく牡丹鍋をした。

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教わった通り味噌仕立ての鍋にして、ごぼうのささがきをどっさり2本分入れた。白菜や葱もたくさん入れて、肉はイノシシだけだったけれど、出汁がすごく出ていたのでそれで十分だった。変なにおいもないし味が濃い。夢中でわしわしと食べてお腹がいっぱいになった。昨日見せてもらったイノシシの死体の写真を思い出しながら、「あー、食べ物だなあ!」と思って、食べた。本当に本当にごちそうさま。美味しかったです。